Offline Bookstore Strikes Back(リアル書店の逆襲)

新宿ジュンク堂にはまっている


以前はアマゾンのいいお客さんだったが、最近はさっぱり。理由はいくつかある。

  1. 本以外のメニューが増えすぎて、画面がうるさい
  2. 同、意中の本にリーチするまでに時間がかかる(自前のサーチエンジン「A9」もときどき変な動作をしているみたい)
  3. レコメンデーションがうるさい

1と2が嫌な最大の理由は、つい本以外のものを買ってしまうからだ。ようするにまんまとアマゾンの術中にはまっているということで、それがくやしいからだ。まあ、これは、もともとベソスは「本好き」でアマゾンを始めたわけではないのでよしとする。

最近では「カスタマーレビュー」もマンネリ。というか、お世辞おもねりか2ch的つっ込みが多く、参考になるレビューが少ない。昔はベストセラーを見ているだけで、「こんな本があるんだ」と思わず食指が動いたこともあったが、最近は駄本の羅列でしかない。

ま、そんなこんなで、個人的にはアマゾン離れが著しい。

それにしても、3のレコメンデーションはいくらなんでも「うざい」。ちょっと気になって覗き見した程度の本なのに、それを理由にレコメンドされても…。ねんのために言っておくが、漫画ばかりレコメンドされてなさけない画面だからというわけでは、断じてない。

アマゾンでチェックしても、他の書店で買うことが多くなってしまったので、購入済の本ばかりレコメンドされることになってしまう。「持っています」「興味がありません」にチェックを入れてやればもう出ないよ、という意見もあるが、これではますますアマゾンに個人情報をあげてしまうことになる。

やはり、本を買うのは「専門店」が、「リアル書店」がいい。で、最近のお気に入りが新宿の「ジュンク堂」だ。元三越の3フロアーを占有し、品揃えはもちろん分類や通路の幅とディスプレーも抜群。本好きで未訪だったら、ぜひ来店をお勧めする。

本来は、ワンフロアの書店をクルージングするのが理想なので、浜松町の「談」も好きだ。通路が広いワンフロアが魅力的だ。残念ながらわたしの活動範囲ではないので、利用するチャンスは多くない。
メッカ神田では「東京堂」。正面の平積みに哲学が感じられる。

もうひとつ。コンシェルジェ代わりにしているのが代々木上原の「幸福書房」だ。書架面積数坪の極小書店だが、品揃えがすばらしい。ときどきわざわざ途中下車して覗きに行く。そのたびに「こんな本があるのか」という新たな発見がある。わずか5、6坪だよ。取次ぎが自動的に持ってくるにまかせているのではなく、きっと店主が選別して注文を出しているんだろうなあ、と、かってに推測している。

今日はひさびさに幸福書房に寄ってみよう!また2,3冊買ってしまうんだろうなあ。