今回の社内勉強会は、ショーンKさん。J-WAVEのDJ。MAKE IT 21という番組をやっていて、本業はコンサルタント。社内勉強会でお呼びする方々は、どなたも面白いお話をしてくれるのですが、今回も非常に面白い勉強会でした。

ショーンさんは、これまで1000人のビジネスリーダーと番組のインタビューや日常のお仕事のシーンで関わって来られたたそうですが、その経験の中で、今求められているビジネスリーダーの素養についてお話していただきました。

お話の中でとても面白かったのは、「情報」についての見解です。情報が膨大になって、しかも、誰でも平等にその膨大な情報にリーチすることができるようになって、すごく不便になった。なぜなら、何が正しいのかがわからなくなってしまったから。

こんな状況の中で、情報をアウトプットする力が今の日本人に圧倒的にかけている、とショーンさんは言います。また、情報をどのようにアウトプットするかを決めなければ、情報をインプットしても仕方がない、いや、むしろノイズになるだけだから、インプットしない方がよい。情報を料理する力が欠けているから、マスコミに扇動されやすい、一人のカリスマに傾倒してしまう。日経新聞を読んでいる目的がはっきりしていない人は、読まないほうがいいですよ、と...

結論としては、「正解」がわからなくなっているこの状況下において、情報を料理してしっかりアウトプットできる力、言い方を変えると、「別解力(別解を導き出す力)」がビジネスリーダーに必要だというお話。

日経新聞の話以外にも、ドキッとさせられる質問やお話がたくさん。いかに我々が無知で、情報を料理する技を持っていないか、ということを思い知らされるシーンが何度もありました。

こんな風に書くと、やたらとドライなビジネスマンのように聞こえるかもしれませんけれども(まあ、そういう面もあるのかもしれませんが)、日本人は組織的に動くことに絶対的に強みがあるという主張をされていること、日本独自のスタンダードを作っていくべきだと考えられておられることなど、非常に熱い日本人ビジネスマン魂を感じるスピーチでもありました。

で、ここからは私の話。本業に関する情報の料理はそこそこするつもりだけど、ビジネスリーダーとして自分はまだまだ失格だなと思いつつ、最近のマイブームの「環境問題」のことを思い出しました。なぜマイブームかというと、この「環境問題」がどうもおかしいと思うからです。実は、1992年〜95年までカナダのNGOで環境問題の研究(保護活動ではない、あくまで研究)をやっていたのですが、その頃から、環境問題に関して語られる情報はなにかおかしい、と思っていました。今の仕事を始めて環境問題からはしばらく遠ざかってましたけど、最近、報道を見ていて特におかしいので、このところ、環境問題関連の本を立て続けに読んでいるんです。そうすると、やっぱりおかしいことがよくわかります。地球温暖化とか、絶対におかしい。温暖化しているのは事実としても、二酸化炭素はその原因じゃないでしょう。アル・ゴアも情報ハイウェイの次は環境問題、と節操ないなあ... 環境問題を煽っている人たちの裏に、いろんな利権が見えてきます。今、報道されている環境問題、ウソが本当に多いですよ。

この前の記事でHolyも書いてましたけど、「報道がますます扇情的で劇場型になっている」んですよね。多分、私が自信を持って料理をできる「環境問題」に関するウソなんて、きっと他のウソに比べたら大したことないんだろうなあ。他の情報もちゃんと料理できるようになろう、と改めて思わせてくれたショーンさんに感謝!